テレンス・タオは 8 月 18 日、Lean FRO と ICARM が育成する Lean 検証済み数学の登記所 Palomar が投稿受付を開始したと発表した。対象とする問題は新しい。ここ数か月で、新旧の結果に対する AI 生成の証明が大量に現れ、その相当数が、機械に各段階を確認させられる証明支援系 Lean で形式化されている。しかし GitHub に置かれた Lean のリポジトリは、それ自体では何も説明しない。そのコードが著者の主張どおりのものを証明しているかを見極めるのは実際の労力を要し、Lean を使わない数学者にはほぼ不可能である。Palomar は投稿されたリポジトリを二つの検査にかける。一つ目は機械的なもので、Comparator という Lean のツールが、そのモジュールが型検査を通り、主張どおりの結果をちょうど証明していることを確認する。二つ目は、平易な言葉による説明が形式的な言明と一致しているかを問うもので、こちらは大規模言語モデルが担う。双方を通過したリポジトリが登記され、正確な言明、依拠したライブラリ、査読者の所見が併せて公開される。タオはこれを Lean 証明のためのプレプリントサーバーに相当するものと呼び、Jeremy Avigad、Matthew Ballard、Jaume de Dios、Nestor Guillen、Bryna Kra、Kim Morrison、Ravi Vakil、Akshay Venkatesh とともに科学諮問委員会に名を連ねている。