TollBit の State of the Bots レポートは 2026 年上半期、3,906 のパブリッシャー(うち欧州は 456)を対象とし、中央値の欧州サイトが中央値の北米サイトの 4 倍の強度でスクレイピングされていることを明らかにした。AI アプリからのボット訪問 179 回につき人間の参照訪問は 1 回で、北米より 3 倍以上悪い比率であり、robots.txt のクロール禁止指示が無視される頻度も 3 倍近い。欧州で特定された AI ページフェッチャーの約 15% が、サイトが禁止と明記した URL に到達した。ページフェッチャーとは、ユーザーが質問したためにその場で単一ページを読み込むエージェントで、学習用や検索用のクローラーとは別物だ。そのうち ChatGPT-User、Bytespider、Youbot の 3 つは、robots.txt で名指しで指定していた欧州サイトの半数近くで禁止ページに到達していた。欧州のパブリッシャーは防御も薄い。Claude-User を遮断しているのは 9%、Perplexity-User は 13% にとどまり、北米ではいずれも 26% だ。欧州サイトのスクレイピングは 1 月比で 6 月に約 20% 増えた。OpenAI 自身の文書は、ユーザー起点の取得は自律的なクロールではないため robots.txt が ChatGPT-User に適用されない可能性があると論じている。Anthropic は自社エージェントについてその解釈を退けている。