デミス・ハサビス氏が最高経営責任者の肩書きを手放してから5日、変化の形が見えてきた。それは経営陣の入れ替えより大きい。DeepMindにはもはや最高経営責任者が存在しない。コライ・カブクチュオール氏がシニア・バイス・プレジデントとして研究所を率い、スンダー・ピチャイ氏に直接報告する。ハサビス氏が占めていた席より一段低い位置である。DeepMindの広報、法務、マーケティングの各チームはグーグル側に統合された。Geminiの開発はベイエリアへ引き寄せられつつある。テレグラフ紙によれば、グーグルのAI経営陣は今後マウンテンビューに集約される見込みで、セバスチャン・ボルゴー氏はすでにロンドンから米国へ移り、他の英国の上級研究者たちは会社そのものを去った。ロンドンのコーディングチームもマウンテンビューへ移転すると報じられている。セルゲイ・ブリン氏の関与も強まっている。日曜に広く引用されたガーディアン紙の報道は、元グーグル管理職の「DeepMindが独立した主体であった時代は終わった」という言葉と、研究所を「ただの一部署」と呼ぶ現職従業員の声を伝えた。ハサビス氏は同部門の会長兼アルファベットの主任科学者として残り、創薬企業アイソモーフィック・ラボの経営も続ける。主任科学者ジェフ・ディーン氏と同時に去ることを望んだが株価を支えるために引き留められたとされ、今後数か月のうちに完全に離れる可能性もあるという。発表を受けてアルファベット株は5.5%下落した。