バイトダンスと、米国の主要スタジオおよび配信事業者の業界団体である全米映画協会は8月17日、生成型の動画・画像モデルにおける知的財産保護の世界的な枠組みを定めた覚書を発表した。対象はバイトダンスの動画モデルSeedanceと画像モデルSeedream、およびそれらのTikTok、CapCut、Dreaminaへの展開である。背景にあるのは争いだ。二月にSeedance 2.0が公開され、利用者がブラッド・ピットやトム・クルーズといった俳優をもじった映像を作り始めると、全米映画協会はバイトダンスに警告書を送付した。ディズニーをはじめとするスタジオが、これらの道具は著作権のあるキャラクターや著名人の肖像を許諾なく生成しうると主張したためである。その後両者は、先月公開されたSeedance 2.5とSeedream 5.0 Proに保護措置を組み込んだ。全米映画協会会長チャールズ・リフキンは、著作権こそこの産業の礎だと述べている。他方、この覚書が何でないかといえば、ライセンス契約ではない。あくまで自主的なものであり、スタジオはこれによって自社のカタログに対する対価を一切受け取らない。