ディープシークは8月21日、実験的なマルチモーダルモデル「DeepSeek-V4-Flash-Vision-Exp」をAPIプラットフォームで公開した。テキスト専用のV4 Flashに画像理解を加えたもので、同社によればテキスト能力——エージェント、推論、世界知識——では基盤モデルと同等を保ちつつ、マルチモーダルのエージェント系ベンチマークで「大きな飛躍」を果たし、アンソロピックのOpus 4.8に近づいたという。文書化された上限は異例に大きい。コンテキストウィンドウは1,048,576トークン、出力は最大384,000トークン、1回のリクエストで最大600枚の画像、画像1枚あたりの課金上限は384トークンだ。OpenAI互換とアンソロピック互換の両方のAPI形式を受け付ける。OpenRouterは同モデルを2840億パラメータのうち約130億が有効な疎な専門家混合として掲載し、入力100万トークンあたり0.22ドル、出力100万トークンあたり0.66ドルとしている。ブルームバーグはこの公開を、アンソロピックの優位に対するディープシークの一手と位置づけた。Opus 4.8との比較はディープシーク自身の主張で、第三者による再現はまだない。