トビー・オードは8月14日、「知能爆発の力学」と題したプレプリントを arXiv に投稿した。AI が AI を改良するのに使われるというフィードバック・ループをモデル化し、特異的な成長——能力が有限の時間のうちに無限へ跳ね上がること——は、近年の経済学に着想を得たモデルが示唆するよりも起こりにくい、と結論づけている。オードはその中間にある成長の型を指摘する。指数関数より速く、しかし決してあの垂直の壁には達しない成長である。見落とされてきた要因として彼が挙げるのが「世代時間」、つまり改良サイクル一巡にかかる長さだ。特異的成長が起きるには、この世代時間がゼロへ向かって縮まねばならない。本稿はプレプリントであり、査読はまだ受けていない。