Anthropicが8月12日に公開した総説は、独立研究者のデイヴィッド・ルードマンとAnthropicのマキシム・マッセンコフによるもので、米国の職業訓練に関する無作為化研究56件をまとめている。結果は小さい。誰かに訓練の枠を提供すると、就業する確率は2〜3ポイント、年収はおよそ1,000ドル上がる。一方、1枠あたりの費用はおよそ1万3,000ドルだ。政府は税収の増加と給付の減少でその半分以上を回収するため、公費という点では概ね収支が合うが、誰かの見通しを一変させるわけではない。ひとつ例外が際立つ。積極的に採用している業界の雇用主と組み、人を直接その職に就ける「セクター型プログラム」は数倍の成果を出す。ただし、これを他所で真似る試みは何度も失敗してきた。著者らの結論はこうだ。AIが大規模に人を職から押し出すなら、今のかたちの再訓練制度では持ちこたえられない。そうなる前に、数少ない有効な手法を検証し、広げておくべきだ。