AIのエネルギー消費に関する誤った推計を長年正してきた気候科学者ゼーク・ハウスファーザー氏が、自分自身の使用量を測ることにした。5月31日から7月25日までのClaude Codeセッションのトークン単位のログを取り出して集計したのだ。この間に彼が打ち込んだ1,138回の入力は、1万4,000回を超える個別のモデル呼び出しを引き起こし、32億トークンを処理した。データセンターの電力に換算しておよそ170キロワット時、キャッシュ読み出しの数え方次第で70〜330の幅がある。実際に打ち込んだ入力1回あたり約150ワット時にあたる。これに対し、チャットメッセージ1件の公表値は0.24〜0.34ワット時である。600倍という開きはここから来ている。絶対値は比率ほど衝撃的ではない。この強度で1年使うとおよそ1.1メガワット時、米国の平均的な電源構成で約370キログラムのCO₂となり、ハウスファーザー氏はこれを電気衣類乾燥機を1年動かすのに例えている。最大の不確実性はキャッシュ済みトークンを読む際のエネルギーであり、どの企業も公表していないと彼は明言する。新規トークンの10%と仮定し、1%から25%の幅で結果を示している。これは一個人の使用量の推計であって、業界平均ではない。