8月10日、テュービンゲンELLIS研究所とマックス・プランク知能システム研究所のチームが「Stealing Reasoning Traces from Proprietary LLM APIs」を公開した。Anthropic、OpenAI、Googleはいずれも同じ方法でモデルの思考連鎖を隠している。推論を暗号化してクライアントに返し、クライアントは次のリクエストでその暗号文を送り返す。研究者らは、これらのブロックが同一プロバイダーのエコシステム内でセッション・ユーザー・モデルをまたいで完全に互換であることを発見した。つまり旗艦モデルの暗号化された推論を、同じ会社のより小さく防御の緩いモデルに渡すと、復号して隠されたテキストをそのまま出力してしまう。論文は四つの帰結を示す。蒸留対策の回避、私的データの抽出、プロバイダーが除去したはずの危険な内容の露出、そして不可視のプロンプトインジェクションである。チームは公開コードリポジトリから315,320個の暗号化推論ブロックを収集して復号し、367件の個人情報と182件の有効な認証情報を復元した。