Lena Holzwarth、Rita González-Márquez、Dmitry Kobakの3氏が8月11日にarXivへ投稿したプレプリントは、2025年12月末までに公開されたPubMed Centralのオープンアクセス生物医学論文のうち89%で、大規模言語モデルに結びつく語彙が過剰に現れていると推定した。手法は、信頼性に欠けるAI文章検出器をあえて使わない。代わりに、チャットボットが広く使えるようになったあと、特定の語の出現頻度がコーパス全体でどう動いたかを追い、その超過分を測る。従来の試みより感度が高く、数値が過去の推定を上回るのはそのためだ。示唆に富むのは章ごとの内訳である。考察が68%、要旨が67%、序論が59%、結果が46%、方法が32%。論文が主張を組み立てる箇所ほど濃く、実際に何をしたかを報告する箇所ほど薄い。ネイチャーは8月21日にこのプレプリントを報じた。査読は経ておらず、この指標は下書きだけでなく編集や推敲も拾うため、どちらが起きたのかは区別できない。