アリババは8月23日、香港で7億1000万株の新規普通株を1株112.70香港ドルで発行し、800億香港ドル(約102億ドル)を調達すると発表した。発行価格は直近終値に対して3.6%のディスカウントとなる。香港上場企業による追加公募としては過去最大で、今年の世界全体でもアルファベット、インテルに次ぐ3番目の規模になる。同社は調達純額の100%を「フルスタック」のAI領域、すなわち半導体、計算インフラ、モデルの開発と運用に充てるとしている。主幹事はモルガン・スタンレー、HSBC、UBS、中国国際金融(CICC)。ロイターによれば需要は当初の規模を上回り、買い手には政府系ファンドも含まれ、そのため発行規模が引き上げられた。押さえておくべきは背景の数字だ。アリババの四半期設備投資は100億ドルに近づき、3年間の投資計画のほぼ半分をすでに使い、直近四半期の純利益は前年同期比75%減となった。経営陣は、AI投資の回収期間が3年から約2年半に短縮すると見込むと述べている。