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業界 AI Minute Newsroom 2026-08-24

ロボットが100メートルを9.39秒で走った。そのあと発泡材の壁に突っ込んだ。止まれないからだ。

ロボットが100メートルを9.39秒で走った。そのあと発泡材の壁に突っ込んだ。止まれないからだ。

8月22日土曜、北京で開かれた第2回世界ヒューマノイドロボット競技大会の開幕日に、天工ウルトラという機体が100メートルを9.39秒で走破した。ウサイン・ボルトが2009年にベルリンで出した人類の世界記録9.58秒より速い。製作したのは、X-Humanoidとして事業展開する北京ヒューマノイドロボット・イノベーションセンターで、最高速度は時速約38キロに達した。単独ではない。オナーのライトニングも同じレースを9.47秒で終え、これもボルトの記録を上回っており、準備段階のテストでは9.32秒を記録したと報じられている。どちらの機体も減速できないため、ゴールラインは発泡材の壁で、そこに突っ込んで倒れる。同じ大会では立ち高跳びで2.88メートルが出た。ハビエル・ソトマヨルが1993年に記録した人類の2.45メートルに対してである。もっとも多くを語る数字は前年比だ。天工ウルトラは12か月前、同じ種目を21.50秒で制していた。他の出場機は転倒し、ばらばらになり、火を噴いたものもあった。大会は8月26日まで続き、666チームから2056台のロボットが参加している。メダルはほぼすべて中国の機体が持ち帰っている。

なぜ重要かこれを知能と読んではいけない。短距離走が測るのはアクチュエータ、バッテリー、ギアボックス、バランス制御であり、推論の層ではなく物理の層である。機械を人間の短距離走者と比べるのは、自動車については誰もしない種類の取り違えだ。持ち帰るべきは二つ。ひとつは傾きだ。同じトラックで1年に21.50秒から9.39秒というのは、半導体以外でめったに見られないハードウェアの改善速度である。もうひとつは壊れ方だ。どの人間より速く走れるのに自力で止まれないロボットは、ヒューマノイドの現在地を正確に描いている。示された課題では見事で、そこから一歩外に出ると役に立たない。主催者が仕分け、組み立て、家事といった、競技よりも仕事に見える種目を静かに増やしているのもそのためだ。
#ロボティクス

✓ 検証済み · 4ソース

▶ 関連動画: Historic first as Chinese robot beats Usain Bolt's 100m world record at Beijing games | BBC News
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