メキシコ国立自治大学(UNAM)は今年初めて学部入試を完全オンラインで実施し、5月23日から6月10日にかけて15万8000人超が受験した。7月17日に結果が公表されると、得点分布は過去のどの年とも似ていなかった。120問中100問以上正答した受験者の割合は2021〜2025年の3.5%から16%へ、110問以上は0.9%から5.5%へ跳ね上がった。学部別ではさらに極端で、医学は9%から29.3%、法学は3.7%から19%、理学は9.7%から30.4%になった。試験自体のAI監督システム(行動の専門家が確認するカメラとマイクの監視)は、試験実施中にすでに約3000枚、約2%の答案を無効にしていた。問題の規模を明るみに出したのは監督システムではなく、得点曲線のほうだった。教育・AI・法律の専門家16人からなる技術委員会が対面での確認試験を勧告し、大学は約5万8000人を招集、8月12日から19日にかけて4都市で4万3619人に実施し、日曜にはティフアナに達した。UNAMは代理受験サービスを販売した企業に対する刑事告訴も行っている。