フィナンシャル・タイムズは8月24日、データセンターの電力需要が上昇するなか、アイルランドが原子力発電の法的禁止を見直しつつあると報じた。ミホル・マーティン首相はビジネス関係の夕食会で、アイルランドは原子力に「開かれている」と述べた。禁止は1999年電力規制法に由来し、およそ30年続いてきた。5月には共和党(フィアナ・フォイル)のジェームズ・オコナー下院議員が、禁止を解除して正式な検討を可能にする法案を提出している。見直しを促す圧力は数字で示せる。アイルランドでは80を超えるデータセンターが稼働し、2025年には国内の計量電力全体の23%を消費した。2015年比で518%の増加である。送電事業者EirGridは、この比率が2030年までに25%に達しうると予測する。廃止された条項はまだなく、政府提出法案もなく、これまで禁止を議論し直す政治的意思も存在しなかった。変わったのは、閣僚が口に出して言う内容のほうだ。