画像データセットでStable Diffusionの学習を支えたドイツの非営利団体LAIONが、8月25日にLAION-BVDを公開した。Common Crawlから集めた13億件の動画リンクのうち、実際にダウンロードされたのは8000万本、合計1000万時間分である。チームはそこから5500万のクリップを切り出し、映像と音声の双方に機械生成のキャプションを付け、さらに3億枚の個別フレームを抽出した。これで学習したモデルは記録破りというより競争力のある水準で、ViCLIPの動画・テキストモデルはInternVidの基準線に対して最大2.1%向上し、音声・テキストおよび画像・テキストの結果は既存の大規模な未整理データセットと肩を並べる。しかも、データかモデルのどちらかを大きくするほど伸びが増す。付随的な発見として、場面転換の箇所で取られたフレームは通常のウェブ画像と統計的に異なって見え、それ自体が画像学習データとして有用だという。データセットは研究目的限定での公開で、商用利用は認められていない。