アレン人工知能研究所(Ai2)は8月7日、TutorMomentsを公開した。米国の小学2年〜中学1年相当の生徒との1対1の数学指導記録462件(匿名化済み)を素材にしたベンチマークで、記録は低所得層の学校を対象とする高頻度個別指導プログラムから集められた。経験豊富な数学教師が、指導者が「問題を易しくして取りかかりやすくするか、考える作業を生徒に押し戻すか」を選ばねばならない場面を1,500件以上マークした。そこに7つのモデルを置き直して再現させた——Gemini 2.5 Pro、Gemini 3.5 Flash、Claude Opus 4.8、Claude Sonnet 4.6、GPT-5.5、GPT-5.4 mini、DeepSeek V4 Pro。良い指導とは何かを教えずに素のプロンプトで尋ねると、厳しさの指標は0.023〜0.046という低さだった。生徒に作業を求めることがほとんどない。何を測っているかを明示すると全モデルが大きく改善し、適切な足場かけでGemini 2.5 Proが0.896、厳しさでClaude Opus 4.8が0.831、過剰な手助けの回避でClaude Sonnet 4.6が0.913に達したが、差は残った。Ai2は技術報告書、データセット、コードを公開している。