フォースポイントのX-Labsは8月25日、ある実験を公表した。フォントサイズをゼロに、文字色を白に設定するHTMLを使い、ごく普通のメールの中に指示を隠したのである。Outlook上で受信者が目にするのは537文字の通常のメッセージだ。しかし要約を行うモデルが受け取るのは1,009文字――隠された472文字も一緒に渡るからだ。10回の実行すべてで、改変された要約が生成された。試験例では、要約は請求書の期限を8月21日から9月3日に移し、ある人名を削除し、あるパターンでは実際の5倍にあたる46,200ユーロという金額を報告した。構成は、Claude Haiku 4.5を温度ゼロで動かすPythonの要約スクリプトに内容を送るOutlookアドインである。フォースポイントが勧める対策は地味だ。読者に実際に表示されているテキストだけを抽出する、隠し書式を検出する、取得したコンテンツはすべて信頼しないものとして扱う、要約処理には可能な限り少ない権限しか与えない。