IBMは8月25日、Granite 4.2を公開した。30億、80億、300億パラメータの密な推論モデル3種で、重みはApache 2.0で提供される。つまりダウンロードし、微調整し、そのまま製品に載せるのに交渉すべきライセンスがない。いずれも思考モードのオン・オフが切り替えられ、同じモデルが即答も段階的な推論もこなす。IBMが賭けたのは訓練のほうだ。通常の強化学習に加え、8Bと30Bは同社が「エージェント的RL」と呼ぶ工程を通った。他人が書いたツール利用のログから学ぶのではなく、生きたサンドボックス――実際のソフトウェア工学の課題、実際の端末、実際の検索を伴うワークフロー――に放り込まれ、仕事が正しく仕上がったかどうかで報酬が決まる。コーディング能力は、IBM独自のCodeAlchemyパイプラインが生成した1兆トークンの合成コードで押し上げられた。モデルはOpenAI形式のツール呼び出しを受け付け、一般的な推論スタックで動く。重みはHugging Face、Ollama、GitHubにあり、watsonxやOpenRouter、Replicateなどでホスト版も利用できる。