7月、エヌビディアは中小のクラウド事業者に対し、銀行融資を成立させるための仕組みを提示していた。買い入れたGPUの借り手が見つからなければエヌビディア自身がその容量を借り上げ、収入の下限を保証する。その代わり、事業者が基準時間単価を超えて得た収入の半分をエヌビディアが受け取るという内容だった。ウォール・ストリート・ジャーナルは8月27日、この計画が棚上げされたと報じた。発表から2か月も経っていない。報道によれば、エヌビディア社内からも、この仕組みが独占禁止法上の調査を招きかねないという懸念が顧客や見込み客に伝えられており、求められる関与の度合いに難色を示した候補先もあった。同社の広報担当者は、7月に導入した新たな事業モデルは「引き続き有効であり、旺盛な需要を受けて進化を続けている」と述べており、将来的な組み替えや他の枠組みへの統合の可能性も残されている。